① 競技ごとの専門的スキルを向上させるトレーニング
② フィジカル(基本的な筋力)アップトレーニング
そして、、、
③ 体の効率的な使い方(ファンクション)を高めるトレーニング
①の専門スキルのトレーニングとは、フィールドで行う技術練習のことです。 意識的に練習(トレーニング)することから始まり、無意識でもできるようになるまで繰り返すことで身につくようになります。
②のフィジカルトレーニングとは、俗に言う「筋力トレーニング」です。発揮するパワーを上げるため、また競合相手に合わせて大きく強くなるために、各部位の筋肉を大きく強くするトレーニングです。
③ファンクショナルトレーニングとは、体を機能的に動かし、力の伝わり方を効率よくするためのトレーニ ングです。「クアトロコア」トレーニングは、主にこのファンクショナルトレーニングに属し、「姿勢」や「重心位置」、「力を入れるポイント」を身につけるトレーニングです。
<既存の理論>
発揮能力(PERFORMANCE UP)
=
筋力(POWER) × 技術(SKILL)
POWER = 筋肉量(PHYSICAL) × スピード(SPEED)
今まで一般的なトレーニングといえば、②のフィジカルアップトレーニングが主に行われてきました。筋力をあげれば、発揮する競技パフォーマンスも上がると信じられているからです。
しかし、そこには問題があります。それは②のフィジカルアップが①のスキルアップと常に連動して競技のパフォーマンスアップに繋がらない場合があるということ。元々技術(スキル)は高く、その上に筋力がついてきた、なのになぜかパフォーマンスが上がらない。。そんなことで悩んだことのある人、また現在悩んでいる選手は多いと思います。
それはなぜか??
答えは、③のカラダの効率的な使い方(ファンクション)のトレーニングを行なっていないからです。
考えてみてください。ボディビルダーやウエイトリフティング選手のように筋肉があり筋力が強い選手が必ずしもスポーツ競技のパフォーマンスが高いかと言うとそうではありません。それはボディービルダーやウエイトリフティング選手が、少し技術練習をすれば全てのスポーツにおいて必ず上手くなるかどうか考えてみれば答えは明らかです。
過去パフォーマンスアップができず、
JPECにトレーニングに来た選手の事例です。
【原因】
肩甲骨周りの筋肉を固めることで、腕のダイナミックな振りが制限されたため
<改善>
肩甲骨周りの緊張を取り除き、コアから主導で腕を振ることで球威を取り戻した。
【原因】
重心が膝に落ちたことで、ステップの幅が小さくなり素早い体重移動ができなくなったため
<改善>
重心を股関節からコアに上げて走ることで、ステップ幅とボディバランスを改善。今シーズンの平均ゲインヤードが大幅にUP。試合でボールをキャリーする回数も増加。
【原因】
大腿部主導で動いていたため、コンパスを大きく使って動く(キックする)ことができなくなっていたため
<改善>
仙腸関節の動きを良くし、動き出しを大腿部でなくコアに持っていくことでキック時のボールに対するインパクトを高め、バランスを高い位置(コア)で取ることで当たり強くなり、監督から「動きが良くなったけど、何か違うトレーニングしてる?」と聞かれることに。
【原因】
体幹部分(特に肩甲骨や仙腸関節)を固めることで、肩関節および股関節の先からしかカラダを使えていなかった
<改善>
固めていた肩甲骨と仙腸関節の力を抜くことをカラダに覚えさせ、骨盤からドロップバックすることと肩甲骨からボールを投げることをマスター。アジア人としては初めて、アメリカの高校を経由せず、本場アメリカカレッジフットボールでリーグ戦に出場。
一般的に「トレーニング」というと、多くの人は②のフィジカルアップトレーニングだけを行います。フィジカルアップトレーニングというと、主に大胸筋(胸の筋肉)や大臀筋(お尻の筋肉)といった大きな筋肉をメインにベンチプレスやスクワットといったような種目のトレーニングを行います。そして更に部分ごとの筋肉を鍛えるなら、腕なら上腕二頭筋・上腕三頭筋(俗にいう二の腕)、脚なら大腿 四頭筋・大腿二頭筋(太もも周り)といった部分の筋肉をアームカールやレッグエクステンションといったような種目でトレーニングします。
このような比較的大きな筋肉を鍛えることで、俗にいうパワーを発揮することが可能になります。しかし、それが必ずしもスポーツ競技に連動して発揮できているかというと疑問が残ります。つまり、それぞれの筋力が競技パフォーマンスアップにうまく連動できていないのです。場合によっては、それぞれの筋力のパワーがぶつかりあってパフォーマンスアップの邪魔をすることさえあります。
例えばですが、車のエンジンをイメージしてみてください。普通は中心部分に一つです。
カラダの至る所に何箇所もエンジンがあって、それぞれが主体となってバラバラに稼働すればどうなるでしょう? 同じ方向にうまく動けば良いですが、もし反対方向の力を出し合えば、動きは打ち消しあって止 まってしまいます。人間の身体においても原理原則は同じです。
①のスキルアップ、②のフィジカルアップに加えて、③体全体を効率良く連動させるファンクショナルトレーニングを行わないといけないのです。
それぞれの筋肉を鍛えること(パーツを大きくすること)も大事ですが、あくまでパーツはパーツ。力の起点になる動力は、「カラダの中心(コア部分)に1つ、大きなエンジンがあればいい」のです。他の部分(パーツ)は、あくまでエンジンから出た動力をうまく伝えるためのパーツ(車体、サスペンション、シャーシ、タイヤ等)にすぎないのです。
発揮能力(PERFORMANCE)
=
コア出力の伝え方(POWER) × 技術(SKILL)
POWER = コア出力(ENGINE) × 姿勢(BODY)
× 重心からの距離 (GEAR)
クアトロコアトレーニングは車をイメージしてもらえればわかりやすいと思います。車はボディの中心にあるエンジン(コア)が主動力で動きだし、その力を無駄なくシャフト(骨格)やサスペンション(関節)・シャーシやタイヤ(手・足)といったBODY(体)を通じて地面に伝えます。そしてミッションギア(重心位置)を上げてスピードを上げて行きます。人間の体も同じように、体の中心にあるコアの力を無駄無く、効率良く、地面に伝えていくことが最もパワーを発揮する秘訣です。そして「技術(SKILL)」はその車を運転するドライバーのようなもの。「車の性能(コアのPOWER)」を上げることとドライバーの技術(SKILL)を向上させることが連動してパフォーマンスアップにつながるのです。
「クアトロコアトレーニング」は、体の連動性を重視し、体の中心(力の起点)の筋力(出力)を高めていくトレーニングなので、一般的なフィジカルトレーニングだけだと起こりえる技術(SKILL)との反作用(妨害)がありません。これがクアトロコアトレーニングの最大のメリットであり、クアトロコアトレーニングでコアPOWERを高めることが直接パフォーマンスアップに繋がります。直接パフォーマンスアップにつながることによって選手自身が何のためにトレーニングしているのか理解し、目的意識を持ってトレーニングに取り組むことができます。
またクアトロコアトレーニングは今まで行われてきた筋力UPを中心としたフィジカルトレーニングを否定するものではなく、同時にうまく取り入れることで、筋力(POWER)UPを技術(SKILL)UPに繋げるための連動性を高めることができます。もちろん、クアトロコアトレーニングを使ってフィジカルアップトレーニングを行うことも可能です。
「クアトロコアトレーニング」では、次のような順序でトレーニングを行います。(例)
コアの力が伝わりやすくするために、運動時に固めてはいけない「肩甲骨」と「仙腸関節」を緩める
コアの力が地面(作用点)に最大限伝わる姿勢を覚える(力まない姿勢)
動き出しの中心であるコア部分を4つに分けて動かし、コアから動き始めることを体に覚えさせる
コアの出力を高めるための様々なトレーニングを行う(フィジカルアップトレーニングも可能)
2015年度より「クアトロコアトレーニング」導入
<チーム成績>
・2014年度
関東学生2部リーグ 6位
★ 2015年より
「クアトロコア」導入
・2015年度
関東学生2部リーグ 2位
1部リーグ入替戦出場
・2016年度
関東学生2部リーグ 優勝
1部リーグBIG8昇格
・2017年度
関東学生1部リーグ(BIG8) 2位
TOP8とのチャレンジマッチ出場
・2018年度
関東学生1部リーグ(BIG8) 2位
TOP8とのチャレンジマッチ出場
・2019年度
関東学生1部リーグ(BIG8) 2位
1部リーグTOP8昇格
・2020年度
関東学生1部リーグ(TOP8) 2位
<選手データ>
2018年〜2019年の1年間のデータ比較
<計測を行った2〜4年生61名の平均比較>
ラインポジション平均 (31名) |
スキルポジション比較 (30名) |
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40ヤード走 | 5.32秒 → 5.06秒 (0.26秒短縮) |
4.93秒 → 4.81秒 (0.12秒短縮) |
3コーン(左右平均) | 8.12秒 → 7.67秒 (0.45秒短縮) |
7.48秒 → 7.30秒 (0.18秒短縮) |
20ヤードプロアジリティ | 4.95秒 → 4.80秒 (0.15秒短縮) |
4.59秒 → 4.58秒 (0.01秒短縮) |
立ち幅跳び | 2.31m → 2.40m (0.09m増加) |
2.47m → 2.59m (0.12m増加) |
シャトルラン | 51.1秒 → 48.6秒 (2.5秒短縮) |
44.6秒 → 44.5秒 (0.1秒短縮) |
クアトロコア(クアトロファンクショナル)トレーニング導入に向けては
以下の2パターンの方法をご用意しております。
指定場所 | 料金(トレーナー1人1回あたりの派遣料金)※消費税込 | |
---|---|---|
プロフェッショナルトレーナー | スタンダードトレーナー | |
東京23区内 | 132,000円 | 88,000円 |
関東圏内 | 165,000円 | 110,000円 |
関東圏外 | 220,000円 | 132,000円 |
指定場所 | トレーナー1人1回あたりの派遣料金 ※消費税込 |
|
---|---|---|
プロフェッショナルトレーナー | スタンダードトレーナー | |
東京23区内 | 132,000円 | 88,000円 |
関東圏内 | 165,000円 | 110,000円 |
関東圏外 | 220,000円 | 132,000円 |
1回あたりの研修時間 | 研修料金(1トレーナー1回あたり)※消費税込 |
---|---|
90分 | 55,000円 |
1回あたりの 研修時間 |
研修料金(1トレーナー1回あたり) ※消費税込 |
---|---|
90分 | 55,000円 |
「JPECトレーナー派遣」および「トレーナー指導研修」のパッケージ販売もご用意しております。
チーム単位でのご契約の場合、パッケージでの契約がお得です。
またチーム年間契約をご希望の場合は、別途ご相談をください。
指定場所 | 料金(トレーナー1人1回あたりの派遣料金)※消費税込 | ||
---|---|---|---|
6回(5%割引) | 12回(10%割引) | 24回(15%割引) | |
東京23区内 | 752,400円 | 1,425,600円 | 2,692,800円 |
関東圏内 | 940,500円 | 1,782,000円 | 3,366,000円 |
関東圏外 | 1,254,000円 | 2,376,000円 | 4,488,000円 |
指定場所 | トレーナー1人1回あたりの派遣料金 ※消費税込 |
||
---|---|---|---|
6回(5%割引) | 12回(10%割引) | 24回(15%割引) | |
東京23区内 | 752,400円 | 1,425,600円 | 2,692,800円 |
関東圏内 | 940,500円 | 1,782,000円 | 3,366,000円 |
関東圏外 | 1,254,000円 | 2,376,000円 | 4,488,000円 |
指定場所 | 料金(トレーナー1人1回あたりの派遣料金)※消費税込 | ||
---|---|---|---|
6回(5%割引) | 12回(10%割引) | 24回(15%割引) | |
東京23区内 | 501,600円 | 950,400円 | 1,795,200円 |
関東圏内 | 627,000円 | 1,188,000円 | 2,244,000円 |
関東圏外 | 752,400円 | 1,425,600円 | 2,692,800円 |
指定場所 | トレーナー1人1回あたりの派遣料金 ※消費税込 |
||
---|---|---|---|
6回(5%割引) | 12回(10%割引) | 24回(15%割引) | |
東京23区内 | 501,600円 | 950,400円 | 1,795,200円 |
関東圏内 | 627,000円 | 1,188,000円 | 2,244,000円 |
関東圏外 | 752,400円 | 1,425,600円 | 2,692,800円 |